山川 世界史小辞典 改訂新版 「カサブランカ会議」の解説
カサブランカ会議(カサブランカかいぎ)
Casablanca
第二次世界大戦で北アフリカ上陸作戦の成功が確実となった1943年1月に,アメリカのローズヴェルト(フランクリン)大統領とイギリスのチャーチル首相がモロッコのカサブランカで行った第3回戦争指導会議。シチリア島上陸作戦を決定,またジロー対ド・ゴールのフランス指導者間の対立問題も協議したが解決しなかった。ローズヴェルト大統領は,このときの記者会見で初めて敵国の「無条件降伏」原則を言明した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報