無条件降伏(読み)むじょうけんこうふく

百科事典マイペディアの解説

無条件降伏【むじょうけんこうふく】

勝者に無制限な自由を認めた降伏勝者は敗者の兵員・武器のみならず,政府や国家を無条件で自己の支配下に置くことができる。勝者が,現敵国政府を犯罪者として抹殺(まっさつ)し,それを相手とした講和の交渉を避ける意図から,敗者に強要する方法である。第2次大戦において日本,ドイツ等は連合国に無条件降伏した。→ポツダム宣言
→関連項目第2次世界大戦

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

むじょうけんこうふく【無条件降伏】

交戦中の軍隊・艦隊または国が、兵員・兵器などの一切を無条件で敵にゆだねて降伏すること。
交戦国の一方が一定の降伏条件を無条件に受諾して降伏すること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無条件降伏
むじょうけんこうふく
unconditional surrender

第二次世界大戦の終了に際して、枢軸国政府との交渉が不可能と思われ、文民政府による敵軍隊の内通を排除しかつ敵国民の再教育と民主化を軍事管理の下で行う必要があることなどを理由に、連合国によってとられた一般的降伏の方式。ドイツの場合、1945年5月8日連合軍の前でドイツ軍最高司令官は降伏文書に署名した。この文書でドイツの全陸海空軍は連合軍最高司令官に無条件降伏した。日本の場合、1945年7月26日のポツダム宣言を8月14日受諾したが、それにより全日本国軍隊の無条件降伏のほか、軍国主義の除去、本土の占領などの諸条件が課せられた。これらの条件は国家として無条件に受け入れることを要求されたのである。[藤田久一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の無条件降伏の言及

【降伏】より

…交戦軍隊の一方が,戦闘行為をやめ,敵の権力に服すること。軍司令官の間で〈降伏規約〉を結び,兵員や地域の引渡し,武装解除等を取り決めるが,降伏規約を結ばない無条件降伏もある。個々の兵員が武器を捨て,敵権力に服する投降とは異なる。…

※「無条件降伏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

トランスジェンダー

性別違和をもつ人々の総称。性別違和とは,体の性的特徴,出生時の体に基づいて判別された性別や,その役割に課される性役割,性別表現など,すなわちジェンダーへの違和感である。トランスジェンダーには,他方の性...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

無条件降伏の関連情報