日本大百科全書(ニッポニカ) 「カザケービチ」の意味・わかりやすい解説 カザケービチかざけーびちЭммануил Генрихович Казакевич/Emmanuil Genrihovich Kazakevich(1913―1963) ソ連の作家。ポルタバの教師の家庭に生まれ、ハリコフ(ハルキウ)の機械技術大学を卒業した。8年間極東で働き、モスクワへ戻るが、第二次世界大戦と同時に義勇兵として参加。第一作『星』(1947)は情報部隊での体験がテーマとなっている。長編『オーデルの春』(1949)ではベルリン攻撃を描き、『広場の家』(1956)ではソ連の対独政策を批判的に書き、問題となった。[木村 浩] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例