カスカ(その他表記)Casca, Gaius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カスカ」の意味・わかりやすい解説

カスカ
Casca, Gaius

前1世紀頃のローマ政治家。前 44年護民官 (トリブヌス・プレビス ) 。ユリウス・カエサル暗殺後,暗殺者の一味 L.キンナとまちがえられて,ヘルウィウス・キンナが殺されたため,もう一方の暗殺者の一味カスカ兄弟 (→カスカ,S.) とは同系でないことを弁明した。

カスカ
Casca, Servilius

前 44年古代ローマの政治家ユリウス・カエサル暗殺に加わった共和派の2兄弟の一人。一方のプブリウス・ロングス・カスカは主動的役割を演じた。オクタウィアヌス (アウグスツス) に追われ M.ブルーツスのもとへ逃げ,前 42年フィリッピの戦いに敗れて,ともに自殺

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む