カストナー法(読み)カストナーほう(英語表記)Castner process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カストナー法」の意味・わかりやすい解説

カストナー法
カストナーほう
Castner process

1886年に H.カストナーが考案した金属ナトリウム製造法。水酸化ナトリウム (カセイソーダ) を約 340℃で溶融して電気分解すると,陰極室でナトリウムと水素,陽極室で酸素を生成する。操作温度の低い利点はあるが,電流効率が低く (約 40%) ,現在はあまり採用されていない。カストナーの食塩水電解法もあるが,カストナー法といえば前者をさす。 (→ダウンズ法 )

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