カテキスタ(その他表記)catechista

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カテキスタ」の意味・わかりやすい解説

カテキスタ
catechista

カテキズムと同根のキリスト教用語で,古代教会では洗礼志願者に対しキリスト教教理の指導と信仰生活の準備を与える教師たちをさした。現代でも,子供の宗教教育にたずさわるほか,特に宣教地において宣教師司祭を助け,キリスト教教理を教える職務があり,カテキスタと呼ばれる。宣教地のカテキスタは一般に現地人のなかから起用されるので,外来の宣教師にとって不可欠な助力者である。日本では邦人司祭の増加とともにその必要性は減じているが,なお宣教において重要とされ,専門の養成機関が存在する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む