カテドラーレ(読み)カテドラーレ(その他表記)Cattedrale

世界の観光地名がわかる事典 「カテドラーレ」の解説

カテドラーレ【カテドラーレ】
Cattedrale

イタリア南部、シチリア島の中心都市パレルモ(Palermo)旧市街のヴィットリオ・エマヌエーレ大通りにある、キリスト教の大聖堂。この聖堂はシチリアの数奇な歴史を体現している。この地には古代からの墓地があり、小さなバシリカ様式のキリスト教の聖堂が建てられたが、9世紀にイスラム勢力に占領されてモスク改築され、その後ノルマン人により奪還・征服され、1184年にシチリア・ノルマン様式の聖堂が建てられた。これが今日の建物の原型で、その後改築・増築がくり返され、18世紀に大規模な改築を経て今日に至った。さまざまな建築様式が混在し、外観にイスラム文化の影響が色濃く残っているのは、こうした歴史による。また、この聖堂はノルマン朝の歴代の王の廟(びょう)でもあった。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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