日本大百科全書(ニッポニカ) 「カナロ」の意味・わかりやすい解説 カナロかなろFrancisco Canaro(1888―1964) アルゼンチン・タンゴの楽団指揮者。11月26日ウルグアイに生まれる。2歳のときからブエノス・アイレスに住んだ。15歳で学業を終えるとともに音楽に情熱を燃やし、バイオリンを学ぶ。1906年トリオを組んでデビュー。08年に処女作を発表して以来、多くの名曲を世に送る。その楽団は10年代に第一級の名声を確立し、親しみやすいスタイルで大衆的な人気を博して、タンゴの普及に大きな役割を果たした。61年(昭和36)来日。64年12月14日死去。[永田文夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例