カナン語(読み)カナンご

関連語 名詞

百科事典マイペディア 「カナン語」の意味・わかりやすい解説

カナン語【カナンご】

シリア,パレスティナ地方で用いられた言語群の総称で,アラム語とともに北西セム語派を構成する。Canaanite。古カナン語はアマルナ文書中にみられる。下位言語としてヘブライ語フェニキア語モアブ語(前9世紀から)等がある。ウガリト語がカナン語か否かは未決定。現代語としてはイスラエルの公用語イブリト(現代ヘブライ語)がある。→セム語族

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カナン語」の意味・わかりやすい解説

カナン語
カナンご
Canaanite languages

シリア,パレスチナ地方に話された,互いに近い関係にある古代語の総称。 (1) アマルナ文書で知られる古代カナン語 (前 15世紀) 。 (2) メシャ碑文で知られるモアブ語 (前8世紀) 。 (3) 旧約聖書のヘブライ語 (前 10~6世紀) 。 (4) 前 13~1世紀の碑文で知られるフェニキア語。これらのカナン語は,セム語族に属し,アラム語やウガリト語とともに北西セム語群を形成している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む