カピタン雪駄(読み)カピタンセッタ

デジタル大辞泉 「カピタン雪駄」の意味・読み・例文・類語

カピタン‐せった【カピタン雪駄】

革を3枚がさねにして、表を黒塗りまたはめ塗りにした雪駄。江戸前期から中期までの武士医師僧侶などが用いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「カピタン雪駄」の意味・読み・例文・類語

カピタン‐せった【カピタン雪駄】

  1. 〘 名詞 〙 ( カピタン皮靴に擬したものか ) 皮を三枚重ね、表を黒塗りまたは溜(ため)塗りにした雪駄。江戸中期まで武士、医師、僧侶などが用いた。〔随筆・我衣(1825)〕

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世界大百科事典(旧版)内のカピタン雪駄の言及

【雪駄】より

…今日でも関西ではセキダと呼び,関東ではセッタというが,いずれもセチダの訛(なま)りである。熊の毛皮を張った毛雪駄,裏革を3枚張ったカピタン雪駄などもあった。【潮田 鉄雄】。…

※「カピタン雪駄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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