カピトリーノ(その他表記)Capitolino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カピトリーノ」の意味・わかりやすい解説

カピトリーノ
Capitolino

イタリアローマの中心部にある小丘。ローマ七丘の1つ。古代名はカピトリヌス Capitolinus丘。古くからローマの政治,宗教の中心地で,ユピテル神殿や記録庫,神官所などの多くの重要な建物が建っていた。帝政時代にはここで戦勝行列や犠牲儀式も行われた。 16世紀にミケランジェロの設計によってはしご形の平面をもつカンピドリオ広場が造られ,その中央にローマ彫刻の傑作マルクス・アウレリウス騎馬像が立ち,これをはさんでカピトリーニ美術館とパラッツォ・ディ・コンセルバトーリが向き合っている。

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世界大百科事典(旧版)内のカピトリーノの言及

【カンピドリオ】より

…古代ローマ市の守護神ユピテルとユノ,ミネルウァの3神を祀る神殿,およびその神域となっていたローマ市の七つの丘のひとつ。別名カピトリーノCapitolino。ラテン語のカピトリウムCapitoliumから出る。…

※「カピトリーノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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