カペルマイスター(その他表記)Kapellmeister[ドイツ]

関連語 土田

改訂新版 世界大百科事典 「カペルマイスター」の意味・わかりやすい解説

カペルマイスター
Kapellmeister[ドイツ]

合唱団および管弦楽団の楽長,指揮者。本来,宮廷・教皇庁付属の礼拝堂カペレ)における最高聖職者をさしていたが,16世紀以後,カペレが付属楽団を意味するようになると,これを訓練・統率する楽長をさす称号となった。カペレは教会音楽に限らず,宮廷におけるあらゆる音楽を担当したが,その意味ではカペルマイスターは,プロテスタント系教会都市における音楽監督Musikdirektorに対応する。19世紀以後では都市の管弦楽団・歌劇場の指揮者をさす。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android