カモガヤ(読み)カモガヤ(その他表記)Dactylis glomerata; orchard grass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カモガヤ」の意味・わかりやすい解説

カモガヤ(鴨茅)
カモガヤ
Dactylis glomerata; orchard grass

イネ科の多年草。ヨーロッパ原産であるが,牧草として温帯各国で広く栽培され,日本には牧草としてアメリカから移入されたもので,いまでは雑草化して路傍小川の縁などに生える。高さ 1m以上にもなり,大きい株をつくる。葉は広い線形で,多少白緑色,質はあらく硬い。6~8月,茎頂に長さ 50cm内外の円錐花序を伸ばし,多数の小穂は3~4個の花から成り,集って長さ5~8mm,緑色または暗紫色球形となる。

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世界大百科事典(旧版)内のカモガヤの言及

【オーチャードグラス】より

…イネ科の多年草で,重要な牧草の一つである。カモガヤともいう。茎は高さ60~120cm,葉は細長く,葉身は無毛で質はあらく硬く,多少青白っぽい緑色。…

※「カモガヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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