からが(読み)カラガ

デジタル大辞泉 「からが」の意味・読み・例文・類語

から‐が

[連語]格助詞「から」+格助詞「が」》体言、体言に準じるものに直接、または「にして」を介して付き、他を言う前に、その事柄、物事自体が以下に述べるごとくである意を表す。…からはじめて。…をはじめとして。「大きさからが私の物にそっくりだ」「考え方にしてからが違っている」

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精選版 日本国語大辞典 「からが」の意味・読み・例文・類語

から‐が

  1. ( 起点を示す格助詞「から」に、格助詞「が」の付いたもの ) 体言または、それに準ずるものを受け、「…からはじめて」「…をはじめとして」の意を表わす。→てからが
    1. [初出の実例]「盃のさしやうからが親の子じゃ」(出典:雑俳・寄太鼓(1701))
    2. 「鍋そのものからが品よく出来上って居る」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一〇)

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