てからが(読み)テカラガ

デジタル大辞泉 「てからが」の意味・読み・例文・類語

てから‐が

[連語]《「が」は接続助詞。近世以降の語》…ても。…たところで。
「地の人ならねば跡を引かれ―、たかが知れてあると」〈浮・禁短気・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「てからが」の意味・読み・例文・類語

てから が

  1. 近世以後に見られ、全体で接続助詞のように用いる。逆接の意を表わす。…ても。…したところで。
    1. [初出の実例]「真底から実をいふてからが、実と思はれぬもきのどくな所作は、取売と遊女ぞかし」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)取売)
    2. 「不運といふものは…大旦那にしてからが、抵抗出来ませんですかな」(出典:見知らぬ人(1936)〈真船豊〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む