カラノーボ遺跡(読み)カラノーボいせき(英語表記)Karanovo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラノーボ遺跡」の意味・わかりやすい解説

カラノーボ遺跡
カラノーボいせき
Karanovo

ブルガリア東部にある新石器時代から青銅器時代にかけての遺跡。遺跡はテルのような人工の丘になっており,7期の遺物が確認されている。最下層スタルチェボ文化に類似したこの地域の初期新石器文化の層 (カラノーボI) で,それ以後,前3千年紀末のカラノーボ VIIにいたる連続的な層位関係がとらえられ,この地域の編年の基準となっている。カラノーボ VIIはハンガリーのバーデン文化,ソ連クルガン文化 IVなどと近い関係にある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android