カラブリア州(読み)カラブリア(その他表記)Calabria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラブリア州」の意味・わかりやすい解説

カラブリア〔州〕
カラブリア
Calabria

イタリア半島最南部の州。州都カタンツァロ。コゼンツァ,レッジョディカラブリアなどの都市がある。カラブリア半島はイタリア本土から延び,チレニア海イオニア海を分けている。全体に山がちで,平野は乏しい。北部はルカノアペニンに連なり,南部はモンタルト (1955m) の山塊に達する。主要な産業は農業で,かつては大きなプランテーション農業と小さな自作農が特色であったが,1951年の土地改革で解体し,農村サービスセンターと新しい家をもつ小自作農から成る農業地域となった。以前の農業は穀物栽培とヒツジヤギの飼育を中心に,シーラ山地の林業を加えたものであったが,新しい農業は西海岸の柑橘類,イチジク,クリ栽培などに移り変った。 1920年から 30年代に水力発電所が造られ,鉄道およびクロトネの化学工業の動力となっている。数度の地震の災害を受けたが,最も激しかったのは 1783~87,1905,08年であった。主要な鉄道は西海岸のローマ,ナポリ,レッジョディカラブリアを結ぶ線と東海岸のブリンディジ,レッジョディカラブリアを結ぶ線。面積1万 5035km2。人口 201万 195 (1991推計) 。

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