カリタス・ジャパン(英語表記)Caritas Japan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリタス・ジャパン」の意味・わかりやすい解説

カリタス・ジャパン
Caritas Japan

全国カトリック社会福祉協議会。カトリック系社会福祉諸団体の相互協力機関。組織上,日本カトリック司教協議会の指導監督下にある。その活動は,盲人老人児童身障者難民のための福祉活動への協力,援助を行うほか,研修会の開催,各団体との連絡,調整にあたっている。前身は,第2次世界大戦後の窮乏時代に海外からの援助の窓口となった社団法人カリタス会 (1948発足) であるが,1956年,現在の協議会となった。 69年には,ユネスコ非政府組織 NGOのメンバーである国際カリタスに正式加盟し,カリタス・ジャパンと称するようになった。最近は,台風,豪雨などによる国内の被災地救援にも活動し,海外に対しては,インド,韓国における救らいをはじめ,特にベトナム難民発生後は,その救援に努力した。また,飢餓天災に悩む発展途上国への援助事業にも参加している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android