六訂版 家庭医学大全科 の解説
カルシウム拮抗薬による歯肉増殖症
カルシウムきっこうやくによるしにくぞうしょくしょう
Calcium channel blocker-induced gingival hyperplasia
(歯と歯肉の病気)
どんな病気か
高血圧や
これらの薬剤は、血管
発現率は10~20%程度であり、増殖の程度はさまざまです。前歯で最も頻繁にみられ、口のなか全体に起こることもあり、ダイランチン性歯肉増殖症と同じような所見を示します。
歯肉増殖の原因はよくわかっていませんが、カルシウム拮抗薬によって活性化された歯肉中の
治療の方法
口腔清掃を基盤として、プラークコントロールをし、歯周基本治療を行います。そのあと再検査し、必要に応じてはれの引かない部位に小外科手術を行うことは、ダイランチン性歯肉増殖症と同じです。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報