岩石学辞典 「カルスト-ボーキサイト」の解説 カルスト-ボーキサイト ヴァダツがカルクボーキサイト(kalkbauxite)の代わりに用いた語.石灰岩の上を覆っているボーキサイトの中に,他地で形成された物質が存在することは,これらが下部の基盤の風化によって形成されたものではないことを示唆しており,カルスト─ボーキサイト(karst-bauxite)という語には成因は含まれていない.カルクボーキサイトという語には異地性の成因の意味が含まれているので,この語に置き換えるべきである[Vadaz : 1951, Valeton : 1972, Tomkeieff : 1983]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報