カルベニウムイオン

化学辞典 第2版 「カルベニウムイオン」の解説

カルベニウムイオン
カルベニウムイオン
carbenium ion

カルボカチオンと同じ意味で使われることがあるが,通常はそれより狭い概念であり,3配位カルボカチオン(a)または2配位ビニルカチオン(b)(厳密には,寄与の大きな限界構造式においてこのような構造の炭素原子をもつ)をいう.非共有電子対をもつ中心原子に電子不足の一価の基が配位結合することにより生じるイオンをオニウムイオンとよぶが,これと同様に,カルベンの非共有電子対に配位結合をつくったイオンとみなすことができることから名づけられた.エチルカルベニウムイオンと表現すると,CH3CH2+とCH3CH2CH2+のいずれを意味するか明確ではないことからわかるように,この用語を系統名の語幹として用いることは避けるべきである.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカルベニウムイオンの言及

【カルボカチオン】より

…炭素原子上に正電荷を有する有機化合物のイオンをいう。カルバニオンの対照語で,カルボニウムイオンおよびカルベニウムイオンの総称である。配位数4または5の荷電炭素原子を有するカルボカチオンをカルボニウムイオンcarbonium ion,配位数3の荷電炭素原子を有するカルボカチオンをカルベニウムイオンcarbenium ionと定義する。…

※「カルベニウムイオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

10月14日。明治5年(1872)10月14日、日本最初の鉄道、新橋~横浜間が開通した日にちなむ。[補説]大正11年(1922)鉄道省により鉄道記念日として制定。平成6年(1994)、運輸省(現国土交...

鉄道の日の用語解説を読む