原子またはイオンのまわりに,原子,分子,またはイオンが配列することをいう.狭義には,錯体における配位子のように,比較的強い化学結合の存在する場合をいい,配位子の数を配位数という.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…高次化合物の構造および結合状態について,ドイツのA.ウェルナーが1893年提出した考え方。その後部分的には修正されたが,基本的な考え方は正しいことが明らかになり,現在では配位理論と呼ばれている。 19世紀も後半になると,炭素の四面体4価という原子価理論や,ベンゼン環の六角形構造が明らかにされ,各種有機化合物の構造が解明されて,その立体化学が発展してきた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」