日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルボニウムイオン染料」の意味・わかりやすい解説 カルボニウムイオン染料かるぼにうむいおんせんりょうcarbonium ion dyes カルボニウムイオンを共役二重結合系の中心にもつ染料の総称で、すべて塩基性染料である。化学構造により、ジフェニルメタン染料(慣用名。化学的にはジフェニルメチリウム染料)、トリフェニルメタン染料(慣用名。化学的にはトリフェニルメチリウム染料)、キサンテン染料、アクリジン染料に分けることができる。オーラミン(ジフェニルメタン染料)、クリスタルバイオレット(トリフェニルメタン染料)、ローダミン(キサンテン染料)、アクリジンオレンジ(アクリジン染料)などはその代表例である。[飛田満彦][参照項目] | カルボニウムイオン | 染料 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例