トリフェニルメタン染料(読み)トリフェニルメタンせんりょう(その他表記)triphenylmethane dye

改訂新版 世界大百科事典 「トリフェニルメタン染料」の意味・わかりやすい解説

トリフェニルメタン染料 (トリフェニルメタンせんりょう)
triphenylmethane dye

塩基性染料の一種で,その分子構造はメタンを中心として3個の芳香族アミン(複素環も含めて)が点対称のような形で連なっている。また塩基性染料であるため,一般には分子内の1個のアミノ基はカチオン(陽電荷)となっているのが普通であるが,スルホン酸基をもつアニオン型の酸性染料もある。歴史的には1856年W.H.パーキンが最初に発見したモーブなる染料もこの近縁とみられるので非常に古い。色が鮮明で濃色の反面,染色堅牢度が低いのが特徴であったが,塩基性染料のあるものはアクリル繊維を美麗に染め,また耐光性も高いことが見いだされた。現在のカチオン染料の元祖とみることもできる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 新井

10月14日。明治5年(1872)10月14日、日本最初の鉄道、新橋~横浜間が開通した日にちなむ。[補説]大正11年(1922)鉄道省により鉄道記念日として制定。平成6年(1994)、運輸省(現国土交...

鉄道の日の用語解説を読む