カンガレイ(読み)カンガレイ(その他表記)Scirpus preslii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンガレイ」の意味・わかりやすい解説

カンガレイ(寒枯藺)
カンガレイ
Scirpus preslii

カヤツリグサ科多年草。池,沼,川などの浅い水中に生える。茎は基部に鞘があり,断面は三角形で高さ約 1m,ひげ状の根がある。夏の終りに,茎の頂にとがった葉状包葉を生じ,そこに数個の柄のない小穂が束生した褐色花穂をつける。和名は「冬に枯れるイ」という意味であるが,イグサ科ではない。

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世界大百科事典(旧版)内のカンガレイの言及

【フトイ(太藺∥莞)】より

…日本,中国,マレーシア,南北アメリカと,太平洋を囲んで広く分布している。 日本で比較的よく見かけるフトイ属Schoenoplectusの植物には,サンカクイ(三角藺)S.triqueter Palla(イラスト),カンガレイS.mucronatus Palla ssp.robustus T.Koyama,ホタルイS.juncoides Palla ssp.hotarui (Ohwi) T.Koyama(イラスト)等がある。サンカクイは散房状の花序をもち,花序の上に突き出た茎の生長部の苞の先がとがるので,サギノシリサシの異名がある。…

※「カンガレイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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