カントー省(読み)カントー(その他表記)Can Tho

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カントー省」の意味・わかりやすい解説

カントー〔省〕
カントー
Can Tho

旧称ハウジャン Hau Giang省。ベトナム南部の省。省都カントーメコン川デルタの中心部を構成する省の一つで,メコン川分流のうち最も南を流れるハウジャン (バサック) 川の最下流部右岸を占め,東は南シナ海に面する。主産業は米作で,沿岸部を除くほぼ全域に水田地帯が広がる。米の集散地として発展したカントーはメコン川デルタ最大の都市である。ハウジャン川を中心に運河網が発達している。面積 6161km2人口 169万 5000 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む