デジタル大辞泉
「天后宮」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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天后宮 (てんこうきゅう)
Tīan hòu gōng
航海安全の守護神をまつる社。媽祖廟(まそびよう)ともいう。この神はもと中国の宋代に実在した巫女といわれ,のちに天后,天妃,天上聖母などと尊称された。媽祖はその俗称。宋代にその出身地である福建省莆田(ほでん)でまつられたのに始まり,海運の拡大にともなって中国全土に広がり,明代には日本をはじめアジア各地に伝播した。台湾や香港では,今なお人々の信仰を集めている。
執筆者:三浦 国雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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てんごうきゅう【天后宮】
マレーシアの首都クアラルンプールにある、東南アジア最大規模の中国寺院。1989年9月3日に建立された。赤、白、黄金色の伽藍(がらん)がいらかを連ねる壮麗な寺院で、手摺、装飾が施された梁、ドーム型の天井などは、中国建築様式ならではの装飾がなされ、内部には壁画や書画がある。中心市街地からは少し離れたクアン川南側の丘に建っていて、丘の上からは市街のペトロナスツインタワーをはじめ、高層ビル群などが見渡せる。寺院の東側には中国人墓地がある。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報
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