カントー(その他表記)Can Tho

デジタル大辞泉 「カントー」の意味・読み・例文・類語

カン‐トー(Can Tho)

ベトナム南部、カントー省都市。同省の省都ホーチミン南西約130キロメートル、メコン川分流の一つであるハウザン川沿いに位置する。メコンデルタ最大の都市であり、交通の要地、経済の中心地、米の集散地となっている。農業研究が盛んなカントー大学、ホーチミン生涯業績を紹介する博物館がある。カント。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カントー」の意味・わかりやすい解説

カントー
Can Tho

ベトナム南部,カントー省の省都。ホーチミン市の南西約 130km,メコン川分流ハウジャン (バサック) 川の右岸に位置する河港都市。同国の重要な米作地帯であるメコン川デルタの最大の都市で,米の大集散地となっている。また古くから精米,ココヤシ油製造などの工業も盛んで,1960年代には北郊工業地区が設置された。ホーチミン市から同国南端部にいたる幹線道路が通る。人口 20万 8326 (1989推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android