カンドー原遺跡(読み)かんどーばるいせき

日本歴史地名大系 「カンドー原遺跡」の解説

カンドー原遺跡
かんどーばるいせき

[現在地名]石垣市大浜

フルストばる遺跡の北東に隣接する一六―一八世紀頃の古琉球から近世にかけての集落遺跡。宮良みやら湾西岸に面した標高二―三メートルの低砂丘地に立地する。一帯にはかつてフウスク(大城・大底)村やカンドー村という古い集落があったと伝える。一九七六年(昭和五一年)・七七年に発掘調査が行われた。遺物包含層の状態はよくないが、調査地点外には良好な包含層も残されているとみられる。約一〇・四×五メートルの不整形な敷石遺構が検出されたが、柱穴や礎石は確認されていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む