カークウッド-ライズマンの理論(読み)カークウッドライズマンノリロン

化学辞典 第2版 の解説

カークウッド-ライズマンの理論
カークウッドライズマンノリロン
theory of Kirkwood-Riseman

高分子固有粘度分子量のσ乗(0.5 < σ < 1)に比例することを表す理論一つ.高分子希薄溶液中で,溶媒の流れの溶質セグメントによる乱れが別のセグメントに影響を及ぼす.これが流体力学的相互作用とよばれるもので,それをJ.G. KirkwoodとJ. Risemanはオゼーン・テンソルを用いて解析し,固有粘度と分子量の関係を導いた.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android