化学辞典 第2版 の解説
カークウッド-ライズマンの理論
カークウッドライズマンノリロン
theory of Kirkwood-Riseman
高分子の固有粘度が分子量のσ乗(0.5 < σ < 1)に比例することを表す理論の一つ.高分子希薄溶液中で,溶媒の流れの溶質セグメントによる乱れが別のセグメントに影響を及ぼす.これが流体力学的相互作用とよばれるもので,それをJ.G. KirkwoodとJ. Risemanはオゼーン・テンソルを用いて解析し,固有粘度と分子量の関係を導いた.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報