20世紀西洋人名事典 「カールホル」の解説
カール ホル
Karl Holl
1865.5.15 - 1926.5.23
ドイツのプロテスタント神学者。
元・ベルリン大学教授。
テュービンゲン生まれ。
1894年A.ハルナック学士院に招かれて、ギリシャ教父学に従事し、東方教会などの古代教会研究を行う。その後、ルターと宗教改革の研究に転向、「教会史論文集Ⅰ、ルター」(1921年)を著すなど、20世紀前半における重大な神学運動である「ルター・ルネサンス」の指導者となる。ルターの宗教を良心の宗教と規定し、論理化したことによって多くの論議を呼ぶ。著書はほかに「Ⅲ Der Westen」(’28年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報