日本大百科全書(ニッポニカ) 「カールマン」の意味・わかりやすい解説 カールマンかーるまんEmmerich Kálmán(1882―1953) ハンガリー生まれの作曲家。ウィーンを中心に活躍し、レハールとともにウィンナ・オペレッタの「白銀時代」の人気を二分した。ハンガリーのロマ(かつてはジプシーとよばれた)音楽チャールダーシュとウィンナ・ワルツが混じり合い、憂愁を込めた美しいメロディが特色。代表作は『チャールダーシュの女王』(1915)と『マリツァ伯爵夫人』(1924)。ほかに『秋の演習』(1908)、『サーカスの女王』(1926)、『モンマルトルのすみれ』(1930)など。パリに没。[寺崎裕則] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例