憂愁(読み)ユウシュウ

デジタル大辞泉 「憂愁」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しゅう〔イウシウ〕【憂愁】

うれえ悲しむこと。気分が晴れず沈むこと。「憂愁に閉ざされる」
[類語]憂鬱沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気鬱悶鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい物憂いびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心から哀切哀れ悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい悲愴悲痛悲傷沈痛苦しい憂い耐えがたいしんどい苦痛やりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がるけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を重苦しい滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む悶悶もんもん

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精選版 日本国語大辞典 「憂愁」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しゅう イウシウ【憂愁】

〘名〙 悲しんで心を痛めること。悲しみもだえること。
扶桑集(995‐999頃)七・秋夜臥病〈都良香〉「憂愁不寐、長短聴鳴鶏
※古活字本荘子抄(1620頃)七「惘々は憂愁して自得せざる貌也」 〔史記‐屈原伝

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普及版 字通 「憂愁」の読み・字形・画数・意味

【憂愁】ゆうしゆう(いうしう)

うれえ悲しむ。〔史記、屈原伝〕屈、王聽のならず、~方正の容れられざるを疾(にく)む。故に憂愁幽思して離騷(りさう)を作る。

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