デジタル大辞泉
「女王」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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女王
天皇のひ孫とそれより遠い世代の皇族のうち、男性を「王」、女性を「女王」と呼び、現在の皇室に王はいない。女王はいずれも大正天皇のひ孫で、昭和天皇の末弟だった故三笠宮の孫に当たる故寛仁親王の長女彬子さま、次女瑶子さまと、故高円宮の長女承子さま、三女絢子さまの計4人。故高円宮の次女千家典子さんは2014年に民間人と結婚したため、皇室典範の規定により皇籍を離れた。天皇の子どもと孫までは「親王」「内親王」と呼ばれる。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
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じょ‐おうヂョワウ【女王】
- 〘 名詞 〙 ( 「じょうおう」とも発音される )
- ① 女性の君主。また、その領域での中心の女性をいう。
- [初出の実例]「扨女王エリサベットは此時サン・セバスチャンにありしが」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉三)
- 「若い女は年をとって、妻になり、母になる。所謂家庭の女王になるんだらう」(出典:漂泊(1907)〈石川啄木〉二)
- ② 皇族の女子で内親王の宣下を受けない者。にょおう。
- ③ 旧制度で、天皇から五世以下の皇族女子。
- ④ トランプカードのクイーンの札。
- [初出の実例]「骨牌(トランプ)の相手に成った。洋燈の光は女王だの兵卒だのの像を〈略〉映して見せた」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉上)
にょ‐おう‥ワウ【女王】
- 〘 名詞 〙
- ① 令制で、二世以下四世以上の皇族女子の称。一世は親王・内親王で、五世以下は皇親の列に入らない。ひめおおきみ。じょおう。〔令義解(718)〕
- ② =じょおう(女王)①
- [初出の実例]「亜西里亜国の女王(ニョワウ)に志美連美寸と言ふ者あり」(出典:寄笑新聞(1875)〈梅亭金鵞〉一〇号)
ひめ‐おおきみ‥おほきみ【女王】
- 〘 名詞 〙 =にょおう(女王)①
- [初出の実例]「是乃近侍諸の女王(ひめおほきみ)及采女等(たち)悉に知之」(出典:日本書紀(720)舒明即位前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の女王の言及
【王】より
…日本古代において,〈王〉あるいは〈大王〉は,はじめは政治的君主の称として用いられた。金印の〈漢委奴国王〉,《魏志倭人伝》の〈女王国〉,隅田八幡人物画像鏡銘の〈大王〉〈男弟王〉,江田船山古墳出土太刀銘や稲荷山古墳出土鉄剣銘の〈大王〉などがその例である。やがて〈天皇〉の称号が成立すると,天皇の子を皇子・皇女,孫以下を王・女王と称したらしい。…
【社会性昆虫】より
…これらの昆虫の特性は,集団(コロニー)がカースト制によって維持されている点にある(ヒトにおけるカースト制とは,表面的類似はあっても無関係)。コロニーはおもに繁殖を担当する個体(女王。シロアリでは女王と王)と,それ以外の育仔(いくし),採餌,防御などに従事するワーカーworker(働きバチ,働きアリ)によって相補的に運営される。…
※「女王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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