ガ・きば

普及版 字通 「ガ・きば」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 4画

[字音]
[字訓] きば

[説文解字]
[金文]

[字形] 象形
の上下相交わる形。〔説文〕二下に「牡齒なり」とあり、〔段注〕に「壯齒」の誤りとする。

[訓義]
1. きば、きばかむ。
2. の形をしたもの、きざす。
3. 天子・将軍の本営に旗を立てることから、本営、役所。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 キ・キバ・キザス・ヲヒテタリ・アカラカナリ

[部首]
〔説文〕になど二字を属する。〔玉〕に三字を属し、重文の齲を齒(歯)部に移している。

[声系]
〔説文〕に声として(芽)・(雅)・(邪)・など十字を収める。おおむね上下が交わり、不いの状態となるの声義を承ける字である。

[語系]
ngeaは同声。またngeaは(迎)ngyang、(逆)ngyakと声義近く、愕ngak、(遇)ngioとも通ずるところがある。は衙ngiaと声近く、軍門の意に用いる。

[熟語]
殿
[下接語]
・奇・機・倨・鋸・軍・犬・建・虎・口・高・喉・鉤・叉・槎・犀・歯・車・獣・衝・崇・爪・象・大・猪・長・弩・毒・磨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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