がさつ(読み)ガサツ

デジタル大辞泉 「がさつ」の意味・読み・例文・類語

がさつ

[形動][文][ナリ]細かいところまで気が回らず、言葉動作が荒っぽくて落ち着きのないさま。「がさつな男」「がさつな文章」
[派生]がさつさ[名]
[類語]荒い荒っぽい荒荒しい乱暴野蛮手荒手荒い粗野粗暴蛮カラ野性的がらっぱち荒気ない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がさつ」の意味・読み・例文・類語

がさつ

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 落ち着きがなく荒々しいこと。
  2. 言葉や動作が下品で荒っぽいこと。また、そのさま。粗暴。粗野。
    1. [初出の実例]「此大将の様子は、大略かさつなるをもって」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一二)
    2. 「人にがさつを仕かけ、喧𠵅を仕出さんに」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)上)
  3. 音や雰囲気など、洗練されたところがなく、荒く雑なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「庭から離房(はなれ)めいた粗末(ガサツ)座敷へ通され」(出典新世帯(1908)〈徳田秋声二三)

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