ガスホール(読み)がすほーる

20世紀西洋人名事典 「ガスホール」の解説

ガス ホール
Gus Hall


1910.(1911.説もあり) -
米国の政治家。
アメリカ共産党書記長。
ミネソタ州生まれ。
本名Arvo Kusta Halberg。
フィンランド移民の子として生まれ、両親はアメリカ共産党創立のメンバーであった。青年共産党同盟を経て、1931〜33年モスクワのレーニン研究所で学ぶ。帰国後、共産党に入党、’49年共産党オハイオ州委員長となるが、5年間の投獄刑を宣告される。’55年に釈放、党中西部の書記を経て、’59年党書記長。共産党が初めて大統領立候補を認められた’72年から党の大統領候補を務める。著書は「今日の帝国主義」(’72年)、「アメリカ資本主義の危機」(’75年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のガスホールの言及

【バイオマス】より

… その後78年末からの第2次石油ショックを契機に,世界各国でバイオマス利用に関する研究が盛んに行われ,日本でもコアラの食樹として知られるユーカリの葉から採った油が,ガソリンの代替物として自動車の燃料となることが立証された(1979‐80)。 酒造りと同じ発酵法で,サトウキビやキャッサバからアルコールを得,ガソリンに混合するガソホールgasohol(ガスホール,ガスコール,ガソールともいう)の研究も盛んで,ブラジルやアメリカではすでに一部実用化されており,アルコールだけで走る自動車もある。 とくにバイオマス利用に関心が深いのは,東南アジアやアフリカの非産油開発途上国で,石油購入の外貨が不足するために,バイオマス利用のエネルギー開発が急務となっている。…

※「ガスホール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android