ガソリンPQ(読み)ガソリンピーキュー(その他表記)gasoline products quota

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガソリンPQ」の意味・わかりやすい解説

ガソリンPQ
ガソリンピーキュー
gasoline products quota

ガソリン生産指導による社別生産割り当てのこと。 1962年に制定された石油業法により,日本の石油産業は,原油石油製品輸入から精製・販売に至るまで過度に規制されてきた。この一環として,行政指導によるガソリン生産割り当てがある。しかし 87年から 91年にかけて段階的に行なわれた石油市場規制自由化のアクション・プログラムの中で,ガソリン PQは 89年4月より廃止された。これと合わせて 90年4月にガソリンスタンド数に関する規制 (建設指導および転籍ルール) 撤廃も行なわれた。これらにより今後,石油精製・元売り各社の自由競争が進み,ガソリンスタンドの新設や大型化をはじめ,競争によるガソリン価格の低下も予想される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む