化学辞典 第2版 「ガッターマン反応」の解説
ガッターマン反応
ガッターマンハンノウ
Gattermann reaction
銅粉の触媒作用により,ジアゾニウム塩のジアゾニウム基をハロゲン,シアノ基などで置換する反応.
たとえば,アニリンを濃塩酸中でジアゾ化して銅粉を加えるとクロロベンゼンが生成する.触媒として銅(Ⅰ)塩を用いるザントマイヤー反応も,ガッターマン反応と同様な機構で進むものと考えられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報