とっさの日本語便利帳 「ガリバルディブラウス」の解説 ガリバルディブラウス ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi。一八〇七~八二)▼イタリアの愛国者で国家統一運動の英雄でもある軍人。一九世紀半ばに用いられた女性あるいは子供用の赤いゆったりとした長袖の胴衣は、彼が率いた赤シャツ隊のシャツに似ていたことから、その名が付けられた。赤シャツは、ウルグアイで兵を召集していた時に同国の政府から贈られたといわれている。また「garibaldi」は、ガリバルディビスケット(干しブドウ入り薄焼きビスケット)のほか、南カリフォルニア産の食用魚をも意味する。ガリバルディの好物が干しブドウ入りのレアケーキだったことは有名だが、ガリバルディビスケットの創始者かどうかは不明。一方、魚はイタリア系米国人の漁師が発見し、ガリバルディに敬意を表して命名した。 出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報 Sponserd by