ガーグ
がーぐ
Wanda Gág
(1893―1946)
アメリカの女流児童文学作家、絵本画家。ドイツ移民の町ミネソタ州ニュー・アルムの、芸術一家に生まれ育つ。15歳のときに父親を失い、美術学校卒業後は一家を養うためにイラストレーター、教師、服飾デザイナーなどの仕事を経験。『百万びきのねこ』(1928)で絵画と創作の才能が認められた。これはドイツ民話風のユーモアに富んだ物語で、躍動感のある絵が添えられている。ほかに『スニッピィとスナッピィ』(1931)、『見えないいぬの話』(1941)などがある。
[八木田宜子]
『石井桃子訳『100まんびきのねこ』(1961・福音館書店)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 