ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キアナ川」の意味・わかりやすい解説 キアナ川キアナがわFiume Chiana イタリア中部,トスカナ,ウンブリア両州を流れる川。全長約 80km。アレッツォ付近に発し,オルビエトの近くでパリア川を合せ,南流してテベレ川の支流に注ぐ。フィレンツェとローマを結ぶ歴史的交通路で,中世にキウジ付近に堆積物で天然のダムが形成され,広いキアナ河谷はアレッツォからキウジまで湿地になり,マラリアがはやったが,1788~1838年改良工事で流路は運河化され,一部がアルノ川に,一部はテベレ川に排水されて,流域は完全に農耕地となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by