日本大百科全書(ニッポニカ) 「キクザトアオヘビ」の意味・わかりやすい解説 キクザトアオヘビきくざとあおへび[学] Opheodrys kikuzatoi 爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目ナミヘビ科のヘビ。沖縄諸島の久米(くめ)島で発見された希種で、無毒。現在まで3匹しか採集されておらず、全長55センチメートル、胴の体鱗は滑らかで、渓流にすむ。背面は暗褐色でオレンジの小斑点(はんてん)がある。なお、最近の研究で渓流にすむサワヘビの仲間であることが判明し、属名がOpisthotropis、和名がキクザトサワヘビと改められた。[松井孝爾][参照項目] | アオヘビ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例