キクラデス変成帯(読み)キクラデスへんせいたい

最新 地学事典 「キクラデス変成帯」の解説

キクラデスへんせいたい
キクラデス変成帯

Cycladic metamorphic belt

ギリシアのエーゲ海キクラデス諸島(シロス島,シフノス島,ティノス島など)からアッティカ半島南端およびエヴィア島南端に分布する始新世の広域変成帯で,キクラデス青色片岩ユニット(Cycladic blueschist unit)と呼ばれる。青色片岩相〜エクロジャイト相の高圧型変成岩で特徴づけられ,原岩は下位から,花崗岩質の大陸地殻構成岩(古生代後期),石灰質の陸棚堆積物,海洋地殻(白亜紀後期以前)に区分され,いずれも始新世の高圧変成作用と変形を被っており,それぞれがスラストシートとして累重する。海洋地殻のユニットには青色片岩が卓越し,その一部は蛇紋岩メランジュを形成,エクロジャイトやひすい輝石岩を伴う。シロス島は,藍閃石の模式地としても知られる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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