キヌレニン

化学辞典 第2版 「キヌレニン」の解説

キヌレニン
キヌレニン
kynurenine

3-anthraniloylalanine.C10H12N2O3(208.22).芳香族α-アミノ酸の一つ.トリプトファン代謝産物.トリプトファンを投与したウサギの尿から分離された.L-トリプトファンPseudomonasを用いて酸化し,実験室的に合成できる.1/3水和物は小葉状結晶.分解点180~190 ℃.-29°(水).動物体内でビタミンB群ニコチン酸生合成中間体となり,昆虫色素形成にも重要な役割を行っている.[CAS 2922-83-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「キヌレニン」の解説

キヌレニン

 C10H12N2O3 (mw208.22).

 3-アントラニロイルアラニンともいう.トリプトファンの代謝中間体

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android