普及版 字通 「キャク」の読み・字形・画数・意味
7画
(異体字)
12画
[説文解字]
[字形] 象形
口の上のくぼみ。いわゆる人中(にんちゅう)というみぞの部分を示す。〔説文〕三上に「口上の阿なり。口に從ひ、上は其の理に象る」とみえる。のち・などの字を用いる。
[訓義]
1. 人中(にんちゆう)、口の上、鼻の下のみぞの部分。
2. わらう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ワラフ・アヘク 〔字鏡集〕 ココ・フカシ・タニ・ヤシナフ・キハム・ミヅノシタタルタニナリ
[部首]
〔説文〕三上にその部に(てん)を属し、「舌の皃なり」とし、〔玉〕に「一に曰く、竹上の皮なり」とする。は席の象、すなわちの初文で、その象形字である。
[声系]
〔説文〕に声として卻・など四字、卻(きやく)声として・など四字を収める。卻が退去の意であることから考えると、これらの字は去・却に従う字とみるべきである。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報