退去(読み)タイキョ

デジタル大辞泉 「退去」の意味・読み・例文・類語

たい‐きょ【退去】

[名](スル)今いる場所から立ち去ること。立ちのくこと。「国外退去する」「退去命令」
[類語]退散退避退却避難去る遠ざかる遠のく離れる立ち去る引き払う引き上げる辞去せる退下がる退立ち退く引き下がる引き取る引っ込むあとにするよける避けるいなすかわらす外すれる外れる受け流す回避忌避敬遠逃避待避肩透かし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退去」の意味・読み・例文・類語

たい‐きょ【退去】

  1. 〘 名詞 〙 たちのくこと。
    1. [初出の実例]「高倉殿京都退去事」(出典:太平記(14C後)三〇)
    2. 「議長は直に傍聴人を退去せしめ」(出典:議院法(明治二二年)(1889)三八条)
    3. [その他の文献]〔漢書‐劉向王伝〕

のき‐ざり【退去】

  1. 〘 名詞 〙 人をそこに残して去ること。特に、夫婦一方相手を残して家を出ること。離縁すること。
    1. [初出の実例]「口舌には花も紅葉もなかりけり〈一朝〉 のきさりの身は谷の埋木〈松臼〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「退去」の読み・字形・画数・意味

【退去】たいきよ

たち退く。

字通「退」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android