普及版 字通 「キ・うえる・ききん」の読み・字形・画数・意味
21画
[字訓] うえる・ききん
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(幾)(き)。に幾少の意がある。〔説文〕五下に「孰(じゆく)せざるをと爲す」とし、声。字はまた(飢)に作る。〔詩、小雅、雨無正〕に「喪饉 四國を斬伐す」とあって、饉は天の降喪の致すところとされた。
[訓義]
1. うえる。
2. 穀がみのらない、ききん。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 伊比尓宇々(いひにうう) 〔名義抄〕・ ツカル・ウヱ・ウウ・イヒニウヱタリ・イヒウヱス
[語系]
kii、kieiは声義が近い。gii、xitも声近く、危殆の意において、通ずるところがある。
[熟語]
餓▶・渇▶・寒▶・匱▶・窮▶・饉▶・▶・▶・歉▶・荒▶・困▶・歳▶・色▶・餒▶・腸▶・▶・凍▶・年▶・弊▶・飽▶・▶・雷▶・乱▶・▶・労▶
[下接語]
餓・救・困・歳・大・凍・年・兵・豊・民
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報