ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キルアテ・セペル」の意味・わかりやすい解説 キルアテ・セペルKirjath Sepher 古代パレスチナの町。イスラエル人のカナン征服に際して,ヨシュアに命じられたカレブが攻撃した町 (ヨシュア記 15・15~16) 。その後デビルと改名された。ヘブロンの西南西 20kmのテルベイトミルシムの遺跡とみなされるが,異説もある。その歴史は前 23世紀に始り,ヒクソス人,イスラエル人などによる破壊と再建を繰返し,前6世紀カルデア人に破壊されてその歴史を閉じた。 1926~32年 W.オルブライトが発掘し,パレスチナ考古学の土器編年において重要な業績を上げた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by