精選版 日本国語大辞典 「ぎい」の意味・読み・例文・類語 ぎい 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 物がきしんで出る重く鈍い音。「きい」という音よりも重苦しい。[初出の実例]「曲り角で、ぎーと舵梶を取る音がして」(出典:野の花(1901)〈田山花袋〉二)② 力をこめてものごとをするさまを表わす語。[初出の実例]「男の腕を力任せにギイと抓(つめ)れば」(出典:人情本・郭の花笠(1836)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例